殺処分の犬、猫を救え…ワースト1位返上へ福岡県が本腰

ラスタマン

2009年03月09日 17:44

福岡県内の保健所などに持ち込まれ、殺処分された犬、猫は
2007年度、1万6155匹に上り、全国ワースト1位だった。
全国最多は3年連続で、県は少しでも多くの命を救おうと、対策に乗り出すことを決めた。
これまで子犬に限ってきた新たな飼い主への譲渡対象を、成犬や猫にも拡大。
安易な持ち込みに歯止めをかけるため、犬と猫の引き取り手数料も新たに徴収し、
今後10年間で処分数半減を目指す。

7日、古賀市の県動物愛護センターに愛犬家らが集まった。
月1回のペースで開いている子犬の譲渡会。
この日の対象は生後2~3か月の7匹で、うち6匹が事前に講習を受けた6組の家族に引き取られた。

同センターには、捨てられたり飼えなくなったりした犬、猫が、
保健福祉環境事務所などを通じ運ばれてくる。
大半はその日か翌日にガス室で殺処分され、譲渡会に出るのは健康状態のよいごくわずか。
新たな飼い主に渡るのは生後90日以下の子犬のみ年間約80匹にとどまっている。
これを3年後には成犬も含む犬250匹、猫190匹の計440匹に増やしたい考え。
現在、譲渡のため一定期間収容する施設は子犬の小動物舎(収容約10匹)だけしかないため、
新たに成犬用(同8~10匹)、猫用(同13~14匹)を整備。
しつけや世話をするボランティアのスタッフを充実させ、今秋頃の譲渡対象拡大を目指す。

こうした施設は福岡市、北九州市などにもあり、北九州市は同じ取り組みを既に実施。
また、県と福岡、北九州両市は10月以降、持ち込みを有料化する方針で、
成長した犬と猫は2000円、子犬と子猫は400円になる見通し。
手数料は32都道府県が導入しているが、手数料負担を嫌がって
道端などに放置する例はそれほど増えていないという。
県保健衛生課の高田則子係長は「飼い主に責任ある対応を促したい」と話す。

主婦大石美紀さん(37)は、長男晃生君(8)、次男晴也君(5)とともに
7日の譲渡会に参加、子犬を引き取った。「多くの命が救われてほしい。子どもたちが大きくなったら、

この子犬たちが処分されそうだったことなどを改めて話すつもり」と話した。



1人暮らしの人が「さみしいから」って理由で飼うのを止めさせれば
かなりの数の犬猫処分がなくなると思うんだけどなぁ。
ペットは死んだ時の悲しさがハンパじゃないし、人間のエゴだと思うんだよなぁ。

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