2009年02月26日

学会指針適用し延命治療中止 60代男性患者~福岡大病院

□学会指針適用し延命治療中止 60代男性患者~福岡大病院 [09/02/26]

福岡大学病院救命救急センター(福岡市城南区)は25日、
呼吸不全で入院した60代の男性患者について、
回復の見込みがなく死期が差し迫った時点で家族の希望を受け、
人工心肺装置を止めて延命治療を中止した例が昨年あったことを明らかにした。
男性は家族が立ち会うなか13分後に死亡が確認された。

医療チームによる対応など延命治療の中止手続きを明記した日本救急医学会の
終末期医療に関するガイドライン(指針)を適用した。
2007年10月に策定された指針に基づく治療中止が明らかになったのは初めて。
治る見込みがなく、死が避けられない患者の「尊厳死」をめぐる論議に一石を投じそうだ。

同センターによると、男性は肺炎による急性呼吸不全で入院した。
搬送時に意識はなく人工呼吸器だけでは対応できない重い低酸素状態だったため、
呼吸器に加えて人工心肺装置を付けた。
いったん容体は落ち着いたが数日後に再び呼吸状態が悪化、
多臓器不全となり血圧の維持も厳しい状況が続いた。

入院から約3週間後、男性の家族は、
男性が以前「無理な延命はしないで」と話していたことから治療中止を希望した。
この時点で、医療チームは男性の余命が長くても数日、場合によっては1日以内とみていた。
センター長や医師、看護師ら約25人で対応を検討、
指針に照らし延命治療を中止しても問題ないと判断した。
家族全員に説明した上で同意書を取得し人工心肺装置を停止させた。呼吸器は外さなかった。
診療録(カルテ)には一連の経緯を詳細に記録したという。(後略)

西日本新聞


1日で何万、ヘタすりゃ何十万もお金がかかる上に助かる見込みも回復する見込みも無い場合
問答無用で延命措置はしないって法律で定めてもいいと思うんだけどな。
家族は辛い決断だっただろうけど、よく言ったと思うよ。



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Posted by ラスタマン at 14:33│Comments(0)医療
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