2009年02月26日

小石原川ダム建設で希少種の藻類「スイゼンジノリ」絶滅の恐れ

小石原川ダム建設で希少種の藻類「スイゼンジノリ」絶滅の恐れ
独立行政法人「水資源機構」(さいたま市)が福岡県朝倉市に計画中の小石原川ダム建設の影響で、
世界で唯一、同市の黄金(こがね)川だけに自生する絶滅危惧(きぐ)種のラン藻類
「スイゼンジノリ」が壊滅的打撃を受ける恐れがあることが、
北陸先端科学技術大学院大学(石川県能美市)の調査で分かった。

スイゼンジノリの成分の「サクラン」は、1グラムで6リットルの水を吸収する性質や
レアメタル(希少金属)の優れた吸着能力があり、資源回収や医薬品への応用が期待される。
同大の研究者は、計画の見直しや環境影響評価(アセスメント)の実施を求めている。

水資源機構の計画は、小石原川に県内最大級のダムを建設するほか、
黄金川の水源の1つとみられる佐田川と小石原川を2本の導水トンネルで結んで相互に送水する。

黄金川は全長約2キロで、地元では佐田川の伏流水(地下水)が水源と考えられてきた。
1978年に佐田川に寺内ダムが完成すると、黄金川の水量が急減し、
スイゼンジノリの生産量も大幅に減少。
このため、地元住民は2001年、小石原川ダムの建設計画に当たり、
環境アセスで黄金川への影響を調べるように要請したが、水資源機構は
「佐田川から黄金川への伏流浸透傾向は認められず、事業の影響を受ける地域に該当しない」
としてアセスの対象から外していた。

同大の調査は昨年6月、金子達雄准教授(天然物化学)のグループが実施。
日本の土壌にはほぼ存在せず、環境に無害な希少金属インジウムの水溶液を佐田川上流に投入し、
約2キロ離れた黄金川で検出されるか確かめたところ、
実験前は4.3ppbだった黄金川のインジウム濃度が24時間後に37・8ppbに急上昇し、
さらに12時間後には元に戻ったという。

小石原川ダム建設で希少種の藻類「スイゼンジノリ」絶滅の恐れ
ソース:西日本新聞
西日本新聞


この藻を培養栽培すればいい気がするのは俺だけ?
ダムは必要なダムと工事発注や天下り用の不必要なのがあるから
本当に必要なダムなら作らないといけないとは思うが‥。


タグ :福岡ダム

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Posted by ラスタマン at 17:20│Comments(0)自然・環境
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